戦闘機に劣らぬ性能の韓国T-50、東南アジアを越え米国を狙う(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.13 09:12
KAI完成機輸出室のチェ・サンヨル常務は、「訓練機から攻撃機まで多目的に活用できるT-50はF-22やF-35など次世代戦闘機訓練のための最適な訓練機と評価されている。現在世界的にT-50は200機ほどが運用中であり、性能と安定性が立証された」と話す。
一時は優れた性能がむしろ輸出の妨げになったりもした。訓練機として性能が過度に良く、1機当たり2500万ドルの価格も高いという理由からだ。このためアラブ首長国連邦とシンガポールへの輸出で苦杯をなめたりもした。しかし戦闘機購入多額の予算を使いにくい東南アジアや中東地域を中心に軽攻撃が可能な訓練機という認識が広まり受注が増加している。KAIとしてはすき間市場を発掘した格好だ。