【グローバルアイ】中国の王道と1+N
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.26 13:28
旭日昇天する中国を見ながら浮かぶ疑問が一つあった。「自由・民主」、そして「人権」を前面に出した米国の外交覇権に対抗する中国の外交看板は何かということだ。最近、習近平国家主席の中南米訪問を見ながら答えのヒントを得た。中国が主導し、中南米33カ国が参加する中国-ラテンアメリカフォーラムの創設がそれだ。これは単に国際フォーラムが一つ増えたというものではない。中国外交の新しい世界戦略の枠を完成するという意味がある。すでに創設された中国-アフリカ、中国-ASEAN、中国-アラブフォーラムと中国-欧州戦略対話に続き、米国の前庭であるラテンアメリカ攻略に成功したからだ。中国が世界の主要地域をフォーラム形態の協議体として結びつけ、それぞれの協議体を主導して米国に対抗するという、いわゆる「1+N」戦略だ。ここで1は中国、Nは領域内の国だ。なら、中国はこれら協議体を通じてどんな外交ブランドを創出しようとしているのか。昨年8月に閻学通清華大国際関係研究院長に会って交わした対話を思い出す。
--米国の覇権の裏には「自由」と「民主」がある。中国の外交には何があるか。
「王道だろう」