殺人教唆容疑のソウル市議、資産家有利に条例改正図る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.02 09:07
殺人教唆容疑で拘束されたソウル市議のキム・ヒョンシク氏(44)が、亡くなった江西区(カンソグ)の3000億ウォン台の資産家ソン氏(67)に有利になるようソウル市条例の改正を試みていたことが確認された。キム議員がソン氏から受け取った5億ウォン(約5000万円)の見返りではないのかという疑惑が提起されている。2012年12月3日、ソン氏は準工業地域内の土地〔江西区塩倉洞(ヨムチャンドン)70番地〕の2923平方メートルを競売で買い取った。ソン氏が土地を購入した後の昨年4月1日、キム議員は「ソウル特別市の都市計画条例の一部改正条例案」を1人発議した。キム議員と同じ党の所属だった当時の民主党議員11人もこの改正案に賛成した。
住宅と産業地域が混在した準工業地域に、ホテル級の生活宿泊業を可能にしたのが改正案の主な内容だった。条例が通過すれば、共同住宅・オフィステル・コシウォン(1人用滞在施設)だけを作ることができる準工業地域に、ホテル級のレジデンスなど高級宿泊施設まで作ることができるようになり、土地の価値は急上昇することになる。