半世紀を経て…「ハンセン病患者の恨」漂う島で現場裁判=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.21 11:25
「私も子供を産んで育てたかった。だが、ここで暮らすとなれば規則上、堕胎をするほかなかった」。20日午前9時40分、全羅南道(チョルラナムド)高興(コフン)半島の先端にある小鹿島(ソロクド)に位置した国立小鹿島病院2階小会議室。法服を着た3人の判事と向かい合って座った70代女性Aさんは自分の経験を打ち明けた。8歳の時、ハンセン病を患い17歳の時に小鹿島にやって来たというAさんは「夫も精管手術を受けた」とし「裁判所がはやく決定を下して再びこのような法廷に来ることがないようにしてほしい」と訴えた。
ハンセン病患者の「100年の恨」が漂う島、小鹿島でこの日「特別な裁判」が開かれた。