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半世紀を経て…「ハンセン病患者の恨」漂う島で現場裁判=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.21 11:25
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「私も子供を産んで育てたかった。だが、ここで暮らすとなれば規則上、堕胎をするほかなかった」。20日午前9時40分、全羅南道(チョルラナムド)高興(コフン)半島の先端にある小鹿島(ソロクド)に位置した国立小鹿島病院2階小会議室。法服を着た3人の判事と向かい合って座った70代女性Aさんは自分の経験を打ち明けた。8歳の時、ハンセン病を患い17歳の時に小鹿島にやって来たというAさんは「夫も精管手術を受けた」とし「裁判所がはやく決定を下して再びこのような法廷に来ることがないようにしてほしい」と訴えた。

ハンセン病患者の「100年の恨」が漂う島、小鹿島でこの日「特別な裁判」が開かれた。

 
ソウル高裁民事30部が「ハンセン病患者という理由で小鹿島病院で1950~70年代に強制断種(精管切除)・堕胎手術をさせられた」とする被害者139人が国を相手取り起こした損害賠償請求訴訟事件の現場検証を行うため、小鹿島に初の臨時法廷を用意した。

法廷に入ったカン・ヨンス部長判事は「きょうの裁判は原告側の意見を現地で聞くために用意されたもの」と述べて裁判を始めた。早朝から傍聴席に座っていたハンセン病患者のイ・ミョンチョルさん(75)は「こういった佗びしさは一生病気を抱えて生きてきた者でなければ分からないだろう。今回の裁判が自分にとっても慰めになったら」と話した。

ハンセン病患者と政府側代理人は鋭く対立した。ハンセン病患者側の弁護人は「ハンセン病は遺伝しないにもかかわらず、国は法律上の根拠や個人の同意を得ずに断種・堕胎手術を進めて人間の尊厳性を奪った」と指摘した。これに対し、国側の弁護人は「経済的に自立できない人々が島に留まるためにやむを得ず手術を選んだ側面がある」と主張した。

午後は断種・堕胎手術が行なわれた空間などに対する現場検証が実施された。小鹿島で50年以上過ごしたイ・ナムチョルさん(67)が現場説明を行った。裁判部はハンセン病患者の死体解剖が行われた「検視室」とハンセン病患者の親とその子供が面会する「愁嘆場」(嘆きの場所という意味)を訪問した。

イさんは「この島にくる前に、あるいは島でこっそり産んだ子供たちは『未感児保育所』に隔離されて月に一度親に会うことができた。遠く離れて2~3分、それも伝染を心配して子供は風上に、親は風下に立った」と説明した。

毎年合同追慕祭が開かれる「マンリョンダン」に行った時は雨のしずくが落ちた。この島で亡くなった人は2015年10月15日までで合計1万942人。

政府は2007年、首相傘下にハンセン病患者被害事件真相究明委員会を置いて調査を行い、6462人を被害者と認定した。現在540人が5件の訴訟で争っている。この日行われた訴訟の当事者であるAさんら139人は昨年7月1審で勝訴した。賠償金は1人あたり3000万~4000万ウォン(約270万~360万円)に決まったが政府の控訴で2審が進められている。

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