文大統領「私も離散家族、全面対面が急務」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.21 09:18
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこの日の青瓦台(チョンワデ、大統領府)会議で「南と北はもっと大胆に離散家族問題の解決に向けて努力しなければならない」とし「定期的な(離散家族)の対面行事はもちろん、全面的な生死確認や画像対面・常時対面・書信交換・故郷訪問などの対面拡大方案を実行しなければならない」と述べた。文大統領は「離散家族の対面をより一層拡大してスピードアップさせることは、南と北がやるべき人道的事業の中でも最優先の事項」としながら「特に、随分前に南北合意によって建設された金剛山(クムガンサン)離散家族面会所を建設の趣旨通りに常時運営し、常時対面の場として活用しなければならない」と強調した。文大統領も両親が韓国戦争(朝鮮戦争)当時、興南(フンナム)撤収作戦の時に38度線を越えた離散家族だ。
韓国統一部はこれまで13万2603人(7月31日基準)の面会申請者のうち、現在5万6862人が生存していると把握している。80歳以上が62%(3万5571人)を占めて時間との戦いに入ったという指摘もある。今回の離散家族の対面で、親と子どもが会うケースが7件にとどまったのもこのためだ。南北当局が離散家族の恨(ハン)を晴らすための格別の措置が必要なのはこのためだ。