「南シナ海法廷」 中国が敗訴
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.13 07:50
オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所(PCA=Permanet Court of Arbitration)が12日、中国の南シナ海領有権主張に対し「法的根拠がない」と全会一致で判決した。中国が敗訴し、東アジアのあちこちで海上紛争が激しくなる見込みだ。高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓半島(朝鮮半島)配備問題も重なり、東アジアの主導権をめぐる米中間の対立は強まると予想される。
裁判所は判決文で中国の「九段線」について「中国が歴史的権利を主張するいかなる根拠も探せなかった」とし「国連海洋法協約に反する九段線を認めることはできない」と明らかにした。「九段線」とは、中国が南シナ海周辺に沿って引いたU字型の9本のラインで、南シナ海の海域の80%を占める。中国は九段線内の350万平方キロメートルにのぼる海域が中国の管轄だと主張する。