申智愛（シン・ジエ、２８、スリーボンド）が韓国と米国に続き、日本ツアーの賞金王に挑戦している。

申智愛は３０日、埼玉武蔵丘ＧＣで行われた日本女子プロゴルフ協会（ＪＬＰＧＡ）ツアー樋口久子三菱電機レディス最終日、１イーグル・４バーディーの６アンダーをマーク、通算９アンダーで優勝した。８アンダーの李知姫（イ・ジヒ、３７）を１打差で抑えて逆転勝ちした申智愛は、６月のニチレイレディス以来となる優勝で今季３勝目を挙げた。

優勝賞金１４４０万円を獲得した申智愛は今季の賞金が１億２９３０万円となり、イ・ボミ（１億５５００万円）に次ぐ２位に浮上した。

申智愛が今季賞金トップになれば、世界で初めて韓米日３カ国ツアーで賞金王を達成した選手となる。１１月４日から始まる米女子プロゴルフ協会（ＬＰＧＡ）ツアーＴＯＴＯジャパンクラシックをはじめ４つの大型大会が残っているため逆転は十分に可能だ。日本ツアー３年目の申智愛は賞金部門で２０１４年が４位、２０１５年が３位だった。

昨年に続いて賞金王を狙うイ・ボミ（２８、本間ゴルフ）は４アンダーで４位タイ、キム・ハヌル（２８、ハイト真露）は３アンダーで６位タイだった。韓国選手は今年のＪＬＰＧＡツアーでイ・ボミが４勝、申智愛が３勝など計１４勝している。