シンクホール、さらなる伏兵…設置30年超のソウル5000キロの下水管
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.22 15:27
ソウル市で過去4年間に発生したシンクホール(横2メートル、縦2メートル以上)14件のうち、上下水管など配管漏水による地盤沈下は計6件だった。特に下水管の漏水の場合、その地点を探すのが難しいという点で都市シンクホールの主な原因として指定されている。
ソウル市関係者は21日「漏水によって沖積層(砂・砂利)を伴いシンクホールができる事例のうち、下水管の漏水は特に対応が難しい」として「水圧が強い上水道管は漏水地点をすぐに探せるが、水圧が弱い下水管は漏水地点を探すのが容易ではない」と話した。引き続き「過去30年間余りに飲料水すなわち上水道中心の政策が進められながら、関心外だった下水道の老朽化が深刻な状況だ」と話した。
大動脈に例えられる上水管は、1984年から大々的に整備されながら交換対象の老朽管1万3668キロのうち1万3192キロ(96.5%)が新しい管に交換された。だが大静脈である下水管は交換が遅かった。ソウル市で管理する下水管1万297キロ中、30年以上になる老朽管が全体の48%以上だ。およそ5000キロに達する下水管が70年代に設置されたものだということだ。