韓国輸入車市場でハイブリッド車の販売比率が１０％を超えた。韓国輸入車協会の乗用車登録統計によると、１０月に韓国市場で登録された車（１万６８３３台）のうち１０．３％（１７３５台）がハイブリッド車だった。前年同月（８．６％）に比べ１．７ポイント増えた。

輸入車市場でハイブリッド車の販売台数は最近、大きく増えている。昨年の月間平均販売台数は１０００台前後だったが、今年７月以降は月２０００台に販売台数が増えた。１－１０月のハイブリッド車の販売台数（１万８２２９台）は前年同期比５０％近く増えた。

韓国ハイブリッド市場の拡大はディーゼルゲート後に本格的に始まった。経済性と環境性を前に出すハイブリッド車がディーゼルゲート後に代案として浮上したのだ。ユン・テソン韓国輸入自動車協会副会長は「エコカーを好む現象が目立ち、従来のディーゼル車の消費者が代案としてハイブリッド車を選択をしている」とし「このため日本自動車ブランドのシェアが上昇した」と説明した。

こうした傾向は先月トヨタが新型カムリハイブリッドを発売したことで加速している。カムリは韓国で１０月のハイブリッド車販売台数２位（４２３台）になった。従来のモデルに比べて燃料効率性を３０％改善したカムリハイブリッドの複合燃費は１６．７キロ。国内ハイブリッド市場は日本車が掌握している。ベストセリングカー１－１０位をトヨタ・レクサス・ホンダ・日産・インフィニティの５つの日本ブランドが独占した。

中でもトヨタ・レクサスのシェアが目立つ。ハイブリッド車のベストセリングカー上位１０位のうち７つがトヨタ・レクサスだ。レクサス中型ハイブリッドセダンＥＳ３００ｈが１０月に５５５台売れ、国内市場で最もよく売れた。ＥＳ３００ｈは昨年の販売台数が６１１２台と、韓国ハイブリッド車市場で圧倒的１位だった。

トヨタのカムリハイブリッド（４２３台）、プリウス（１６３台）が後に続いた。レクサスはＳＵＶのＮＸ３００ｈ、ＲＸ４５０ｈが上位に入った。