北朝鮮が米国本土打撃が可能な大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）に搭載できる小型核弾頭を開発するのに成功したというワシントンポスト（ＷＰ）の報道があった中、トランプ米大統領は北朝鮮に向けて激しい言葉で警告した。

トランプ大統領は８日（現地時間）、「北朝鮮が米国を威嚇すれば、今まで世界が見たことのない『炎と怒り』（ｆｉｒｅ　ａｎｄ　ｆｕｒｙ）を目の当たりにすることになるだろう」と述べた。

この日、トランプ大統領はニュージャージー州にある個人所有のトランプナショナルゴルフクラブで記者らに対し、「北朝鮮はこれ以上米国を威嚇しないのがよいだろう」とし、このように述べた。トランプ大統領は現在、トランプナショナルゴルフクラブで夏季休暇中だ。

この日、ワシントンポストは北朝鮮がミサイルに搭載できる小型核弾頭を開発したと伝えた。すでに核弾頭を６０個ほど保有しているとも報じた。これは先月の米国防情報局（ＤＩＡ）の分析に基づくものだ。ワシントンポストは「機密評価に基づく情報当局の結論」と評価したりもした。

特に、トランプ大統領のこの日の発言は、マクマスター米大統領補佐官（国家安全保障担当）が先週末に北朝鮮に対する「予防戦争」の可能性に言及した後に出てきたという点で注目される。

マクマスター補佐官はＭＳＮＢＣ放送のインタビューで、北朝鮮に対する米国の予防戦争の可能性を問われると、「北朝鮮が核兵器で米国を威嚇するのを遮断するための戦争のことか」と確認した後、「もちろんだ。軍事オプションも含まれる」と答えた。