【社説】中国の技術追撃、半導体も安心できない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.16 09:34
中国紫光集団がメモリー半導体メーカー世界2位のマイクロン買収に乗り出した。1株当たり21ドル、総額230億ドルで会社を買い取るという提案をしたと外信は伝えている。紫光集団は精華大学が1988年に設立した中国最大の半導体設計企業だ。国立大学が大株主の事実上の国営企業だ。紫光集団が提示した金額は中国の海外買収合併では最大だった2013年の上海インターナショナルホールディングスによる米食肉加工会社のスミスフィールドフーズの買収価格71億ドルの3倍以上だ。
成功の可能性は事実大きくないように見える。市場では紫光集団が提示した価格が現在の株価よりそれほど高くなく、経営陣と株主の支持は受けにくいと分析する。米国政府が経済安保上の問題で認めないだろうとの見方も有力だ。一時世界2位のメモリー半導体メーカーだったドイツのインフィニオンも長期にわたり赤字に苦しめられたが、海外売却の代わりに清算を選んだ。サムスン電子とハイニックスのような関連会社も「それほど容易ではないだろう」という反応を見せている。