俳優コ・ス「20歳の頃のIMF、ドラマで深く体験」(1)
ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2013.09.16 14:46
4年ぶりにテレビドラマでカムバックした俳優コ・ス(35)が、これまでにない姿を見せてファンたちに新鮮な衝撃を与えた。(ダビデ像をもじった)“コビデ”というニックネームよろしく彫刻のような容貌は相変わらずだが、これまで主に見せていた純粋で魅力的な男性ではなく、欲望と野心に満ちたキャラクターに挑んで「演技の幅を広げた」という話が聞かれる。コ・スが選んだSBS(ソウル放送)の月火ドラマ『黄金の帝国』は、新都市開発やIMF、ベンチャー熱風、世界金融危機など過去20年余りの韓国経済史を扱ったドラマだ。平均10%序盤の視聴率でマニア層を形成している。17日に放映終了を控えている。このドラマでコ・スが演じたチャン・テジュは、庶民の息子として生まれ「乙の悲しみ」を体験した人物。大企業ソンジングループの横暴によって父親が死に追い込まれると、この会社を掌握するために突っ走っていく勝負師として生まれ変わる。この過程でコ・スは目的のためにソンジングループ設立者であるパク・グニョン(チェ・ドンソン役)の次女イ・ヨウォン(チェ・ソユン役)と愛のない結婚までする冷酷な姿を見せた。イ・ウォンジェ(キム議員役)を刃物で刺した後、自身を愛していた女チャン・シニョン(ユン・ソルヒ役)に罪をきせることもした。チャン・シニョンの手に刃物を渡して「君が殺したんだよ」と話す場面で、コ・スはデビュー以来1度も見せたことのなかった「殺気に満ちた目つき」で表現した。
コ・スは韓国日刊スポーツとのインタビューで「欲と野望でいっぱいのチャン・テジュは実際の私の性格とは正反対のキャラクター」として「狂気じみた場面を表現するのがとても苦労した」と打ち明けた。