韓経:米国、韓米首脳会談を控え「セーフガード」圧力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.15 11:27
米国政府がサムスン電子、LGエレクトロニクス、ポスコなど韓国を代表する輸出企業を相手に「セーフガード(緊急輸入制限)」発動のための調査に着手した。過去16年間放置されていた最上位級の貿易規制を復活させるほど強硬な雰囲気だ。トランプ政権が今月末の韓米首脳会談を控え、THAAD(高高度防衛ミサイル)配備に消極的な文在寅(ムン・ジェイン)政権に意図的に通商圧力を強めているという解釈が出ている。
14日の経済界によると、米国国際貿易委員会(ITC)は今月初め、米国の家電企業ワールプールが請願した家庭用洗濯機のセーフガード調査に入ったことが確認された。セーフガードとは、特定製品の輸入が急増して自国の産業に大きな被害が生じた場合、該当製品の輸入を一定水準(規模)以下に制限する措置。米国政府がセーフガードを発動したのは2001年の鉄鋼製品が最後だ。