<韓国新成長動力10>(6)高付加価値繊維…宇宙船作る炭素繊維で自動車の重量400キロ減らす(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.25 11:39
日本の繊維メーカーの帝人は「着る化粧品」と呼ばれる皮膚保護用繊維を開発中だ。リンゴ酸を含有した化合物(ポリエステルポリマー)で作った繊維が肌を弱酸性で維持して微生物の繁殖を防ぎ、代わりに肌に良い化学混合物を出す。
日本の東レは心拍数など身体情報をモニターできる「hitoe(ヒトエ)」という名前の下着を開発し政府の許可を待っている。韓国のベンチャー企業のベンテックスは水に濡れてもすぐに乾く繊維「ドライゾーン」を開発した。
主要先進国を中心に高付加価値繊維の開発競争が激しくなっている。世界の繊維産業成長率は年3%程度にとどまる。その上世界の合成繊維の70%に当たる3926万トンを中国が生産する。だが炭素繊維やアラミドなど高付加価値繊維は年間2桁の成長をしている上に、まだ中国が追いつくには技術格差がある。