北朝鮮の石炭積載船、中国船と衝突して沈没…北「500万ドル賠償を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.09 15:00
国連安全保障理事会決議の禁輸品目である北朝鮮産石炭を積んで中国の港に停泊中だった北朝鮮の貨物船が、中国船とぶつかって沈没し、朝中間の賠償金交渉が進行中であることが確認された。
中国政府の消息筋は7日、「江蘇省連雲港市の内港に停泊中だった北朝鮮の石炭運搬船が3月中旬の深夜、中国船との衝突で沈没した」と伝えた。当時、北朝鮮の貨物船は石炭を積載して入港したが、中国が国連の制裁のため荷役を拒否すると、北朝鮮に戻らず港に船を長期停泊させた状態だった。これに先立ち中国商務省は「北朝鮮産石炭の年間輸入量限度を規定した安保理決議2321号に基づき、2月中旬以降、一切の石炭輸入を禁止する」と発表した。
事故を起こした船は中国国営企業所属の船だった。消息筋は「視界の確保が難しい0時ごろ発生した事故であり、故意にぶつかったのではない」とし「北朝鮮船員は全員、連雲港市内のホテルにいて人命被害はなかった」と伝えた。沈没した船はまだ引き揚げられていない。