負債抱えて終わった国際行事…維持・補修で赤字膨らむ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.27 14:26
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麗水世界博覧会の象徴だった「Big O」。下の部分が錆びている。
金浩福(キム・ホボク)元市長(67)は約900億ウォン(約100億円)かかる国際スポーツ行事を誘致した。次の李鍾培(イ・ジョンベ)前市長(58)は90億ウォンを追加し、放送中継用の便宜施設を設置した。こうして990億ウォンの行事を開催した。2013年に開催された忠清北道忠州(チュンジュ)国際漕艇選手権大会だ。収入は入場料に寄付金まで合わせて137億ウォン。建設費まで含めて853億ウォンの赤字となった。
それだけではない。行事後に施設を維持・補修するのにまた費用がかかった。昨年の収入は選手の食堂と休憩室として使用した3階建て建物(マリーナセンター)を食堂・カフェ・コンビニとして使うため民間業者に賃貸して受けた5000万ウォン、また大会本部の建物を会議場として貸与して受けた165万ウォンがすべてだった。
結局、この1年間、施設の管理だけで5億ウォンの赤字を出した。当初、忠州市は大会を開催した後、漕艇競技場を会議場などとして貸与する方針だった。しかし忠州市内から離れているため会議室として使用する団体や企業がない。会議室として貸与する予定だった本部建物の4室のうち2室は倉庫のように使っている。22日に訪れたここにはテーブルと椅子、冷蔵庫、扇風機などが積まれていた。