背中が曲がったりエラがなかったり…漢江河口に奇形の魚急増
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.10 15:24
漢江(ハンガン)河口一帯で漁業従事33年目の漁師キム・ホンソクさん(61)は年間漁獲高の半分以上を上げる春季盛漁期をむかえたが、最近仕事をしていないのも同然だ。キムさんは「フナ・コイ・ボラなど魚を10匹取れば背中が曲がったりエラがなかったり目が飛び出しているなど奇形魚が1~2匹発見される状況」と話した。キムさんは「5年ほど前からこのような現象が本格的に見られ始め、最近では異常な症状が見られる魚の数が日に日に増加している」と付け加えた。
キムさんによると、このような現象は金浦(キンポ)大橋の新谷水中堰が漢江の水路を遮っているため水路が停滞する幸州(ヘンジュ)大橋で金浦(キンポ)大橋の間の(2.5キロメートル)区間に集中している。この区間に位置する下水処理場の放流水の影響のためである可能性があると思われるというのがキムさんの説明だ。この下水処理場はソウル市が運営している。弱り目にたたり目で、春になるとこの地域に大量に出没する二ホンウナギの天敵であるヒモムシがことしもまた出没し、キムさんは20年間行ってきた二ホンウナギ操業を断念した。