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【中央時評】尋常でない北朝鮮、当惑する韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.01 14:51
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北朝鮮のような共産体制で最も重要なのはカリスマ的な統治権威だ。ところが血の粛清が起きているというのは、このカリスマが光を放っていないという傍証なのかもしれない。なぜ彼は重要な粛清のたびに白頭山(ペクドゥサン)を訪れているのだろうか。白頭血統のイデオロギー的正統性が腐食しているためではないだろうか。ある脱北者の言葉がリアルだ。「韓国ではキリスト教信者が死ぬ時に聖書を棺に入れてほしいと望むように、北朝鮮では死ぬ時に金日成(キム・イルソン)語録を入れることを光栄と考えた」ということだ。しかし「もう北朝鮮でそのような人を探すのは難しい」と述べた。

このような状況のためか、韓国社会で北朝鮮崩壊論がまた出てきている。狂気じみた血の粛清が北朝鮮体制の究極ドラマを見せるのではないのかということだ。それで北朝鮮の急変事態への対策を急ぐべきだという主張が力を得ている。

 
もちろん北朝鮮社会で金正恩の統治に対して冷笑と懐疑が広まっているのは否認しがたい。しかしスターリン治下のソ連に注目する必要がある。西側の立場で見ると、ソ連は地獄と変わらなかった。このためヒトラーはソ連を侵攻すればスターリン体制のソ連は崩壊すると考えた。しかし結果は反対だった。ソ連の人々は決死抗戦でスターリンのソ連を守った。

いま我々が見ている北朝鮮もそれと変わらない。北朝鮮は粛清と処刑、そして飢えの地獄のようだ。したがって制裁と圧力でもう少し追い詰めればすぐに崩壊すると考えている。しかしそれは一種のウィッシュフル・シンキングだ。なぜなら金正恩に対する冷笑と懐疑が代案的イデオロギーによる代案的政治勢力の組織化に表れているといういかなる証拠も発見できないからだ。

北朝鮮は地獄のような国かもしれないが、我々の将来に決定的な影響を及ぼしかねない存在だ。このために先入観やウィッシュフル・シンキングで判断してはいけない。ここで我々がするべきことははっきりと見える。北朝鮮の動きを注視し、血の粛清が続くのを防がなければならない。ひょっとして制裁と圧力一辺倒の政策が血の粛清を持続させる名分を提供しているのではないか、戦略的に確かめてみる時期だ。

張達重(チャン・ダルジュン)ソウル大政治外交学部名誉教授


【中央時評】尋常でない北朝鮮、当惑する韓国(1)

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