韓国は輸出依存度が高いだけに、いろんなものを多く輸出できればよいが、例外もある。 金がそうだ。 持っていればお金も同然だ。 どんな物や貨幣とも換えられるという点ではドルよりもよい。 ドルとは価格がずれて動くため、お互い補完作用もする。 年初のように外国為替市場が揺れれば心強い外貨準備高になる。 さらに韓国のようにこれといった金鉱一つない国では、常に金が足りないため、少し売ったところでまたすぐに買い戻さなければならない。 その間に国際相場が上がれば損失が出る。
しかし今年、韓国は金輸出国になった。 今年上半期に輸出した金は52.3トン、約15億ドル分だ。 輸入量(15.8トン)の3倍を超える。 昨年の輸出量(46トン)も超えた。 今年輸出が最も大きく増えた品目でもある。