【コラム】韓国高麗人参が再び金メダル取るには

【コラム】韓国高麗人参が再び金メダル取るには

2016年10月31日13時55分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ブラジルのリオ五輪で韓国は金メダル9個、銀3個、銅9個で8位を記録した。ところで多くの人々は韓国高麗人参が世界1位、すなわち金メダルだと思っているだろうが、高麗人参の生産国であり消費国である4カ国のうち世界市場占有率はカナダが43%、中国が28%、韓国が18%、米国が12%で、高麗人参オリンピックがもしあったら韓国は銅メダルだ。

  生薬市場は2000億ドル(約21兆円)、高麗人参市場は200億ドルにもなる大きな市場なのに、名声の高かった韓国高麗人参は物量・価格・マーケティング面で1、2位をカナダと中国に明け渡して3位で、戦勢が完全逆転した。韓国高麗人参製品の昨年の総輸出額は1億5500万ドルで、1990年の1億6500万ドルを大きく下回った。

  韓国は高麗人参を農林畜産食品部、食品医薬品安全処、山林庁など3部署が農産物、林産物、医薬品、一般食品、健康機能食品などで分担し、戦略も政策も共有できずにいる。

  高麗人参は水参(生の人参)、白参(皮をむいて天日干ししたもの)、太極参(水参を湯通しして干したもの)、紅参(皮をむかないで湯通しして干したもの)、黒参(根が黒い高麗人参に似た植物)、山養参(山間部に移植して育てた高麗人参)などを指し示す包括的意味での名称だが、農林畜産食品部の高麗人参産業法で高麗人参、紅参と区分したため食品医薬品安全処・山林庁・消費者は総じて高麗人参と紅参とそれぞれ間違って規定し、呼ぶようになった。

  黒参類はないので黒参製品類を製造・販売できないとして品目を返却せよという公務員が出てきて、結局、産業の発展と輸出増大、雇用増大に制約を受けるようになった。農協中央会と各単位の高麗人参農協はそれぞれ工場を作って営業する重複投資、重複マーケティングで不良を自らまねき、当初の約束だった4年根紅参製品の製造をあきらめて韓国高麗人参産業全般に悪影響を及ぼした。

  いくつかの代案はある。一つ目、高麗人参類、紅参類と誤って規定したものを高麗人参類で単一化するべきだが、まず母法である農林畜産食品部の高麗人参産業法を早期改正しなければならない。

  二つ目、6年根など栽培年数による分け方や一般農産物のように大きくてよく育ったものを1等品とする高麗人参の品質基準を廃棄し、成分含有量と分析技法の現実化を通じて納得できる品質基準と機能性を提示しなければならない。

  三つ目、農協は加工・流通分野から手を引き、代わりに全体原料の生産部門を農協が専門的に担当して産業構造を合理化・戦略化しなければならない。四つ目、64%の山林のうち10~20%を開発し、不足した耕作地を供給して高麗人参などさまざまな原料生薬を生産して競争力をつけなければならない。

  五つ目、高麗人参を担当する部署を現在のハクサイ・ダイコン・トウガラシ・草花などを管理する農林畜産食品部園芸産業課高麗人参係から高麗人参産業振興課に拡大するべきで、育種、効能、マーケティングを総合的に研究する国策としての韓国高麗人参産業研究院の設立が急務だ。

  最後に「韓国高麗人参名品アウトレット総合流通団地」を首都圏につくり、認証を受けた会社の製品だけを展示・販売して外国観光客の誘致や国内市場での信頼回復等の契機にして、貴重で尊い遺産を世界の名品として受け継ぎ発展させていかなければならない。このような積極的な支援があるなら、世界1位に浮上することも可能だと考える。

  シン・ワンス社団法人高麗人参フォーラム会長・韓国高麗人参製品協会副会長
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