<THAAD>韓国国防長官「最適地の意見を整理…中露の反発に左右されない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.12 17:20
韓民求(ハン・ミング)国防部長官が11日、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備地域に関し、「共同実務団が検討したいくつかの敷地のうち可用敷地に関する意見の整理を終えた。可用敷地とは最適地を意味する」と述べた。国会国防委員会の懸案報告でだ。韓長官は中国とロシアの反発については「中国を説得できれば配備する、ロシアを説得できなければ配備しないという問題ではない」とし「THAADは北の核・ミサイル脅威に対する国家と国民の生存レベルで決定することであるため、隣接国の反応や反発に左右される問題ではない」と強調した。
「THAAD配備敷地に対する環境影響評価を実施するのか」という李哲熙(イ・チョルヒ)議員(共に民主党)の質問に対しては「敷地を供与する時、韓米駐屯軍指揮協定(SOFA)に基づいてすることになっている」と答えた。環境影響評価を新しく実施しない場合、THAAD配備地域は従来の米軍部隊や韓国の軍部隊である可能性がある。これに関し韓長官は「我々が米軍に基地を供与して返還される時に環境影響評価をしているが、供与された地域はすでに評価を受けたため、またする必要があるかどうかは確認しなければいけない」とのみ話した。