予算1兆ウォンの韓国海洋警察、安全には167億ウォンのみ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.12 13:04
旅客船「セウォル号」事故が発生した先月16日午前9時30分。釜山市多大浦洞にある海洋警察特殊救助団(SRU)に出動命令が下された。救助隊員9人は車に乗り、金海空港で飛行機に乗った後、また木浦空港でヘリコプターに乗り換えた。専用ヘリコプターがなかった。現場に到着した時間は午後1時40分。直ちに潜水したが、セウォル号はすでに深く沈没したうえ、水の流れが強いため撤収した。
SRUは海洋警察の最精鋭だ。海洋警察の内部でも「専用ヘリコプターがあれば到着後に直ちに船内に入って人命を救出したはず」という声が出ている。しかし海洋警察が保有する17機のヘリコプターのうちSRU専用はない。海上の安全に予算を十分に配分しないため発生したことだ。