韓国製造業「春の端境期」…R&Dで乗り越えよう(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.06.01 14:05
造船産業に情報通信技術(ICT)を組み合わせてスマートシップ(smart ship)を開発し、親環境自動車部品に3Dプリンティングを応用するなど製造業の融合・複合を通した競争力強化の基盤づくりをしている。未来のエネルギー源であり親環境自動車産業の根幹となる水素産業、第2次電子産業、グラフェンなどの素材産業や精密化学を新たな戦略産業として集中育成している。
水素産業は特に力を込めている。蔚山は水素生産都市であり、関連インフラを兼ね備えたアジア最大の水素タウンだ。安全性・経済性・環境性の面で卓越した強みがあり、水素時代の未来を確信している。現代(ヒョンデ)自動車が世界で初めて開発した水素乗用車・バスを試験運行しながら炭素時代の末っ子から水素時代の長男へと飛躍する夢が実りつつある。