韓経:【取材日記】海外展示主催者の腹ばかり満たす韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.02 09:48
韓国産業通商資源部が国内展示産業の国際化のために10年間余り行ってきた海外特別展の支援を全面中断したことで、政策一貫性に対する批判が高まっている。中小企業の新たな販路開拓という名分の下、海外主催者が開く行事には毎年200億ウォン(約20億円)以上支援しながら韓国内の展示主催者が海外で開く行事にはほとんど支援していないためだ。
産業部とKOTRA(大韓貿易投資振興公社)は昨年米国・ラスベガスで開かれた世界最大電子ショーCESやスペインのモバイル・ワールド・コングレス(MWC)等120件の海外展示会に韓国館を構成し、220億ウォン余りの予算を使った。だが、韓国の展示主催者が海外で開く特別展には全体の5%未満の10億ウォンしか支援していない。キンテックスがタイ・バンコクで開いた「Kビューティー・エキスポ」、ベクスコのベトナム・ハノイ「環境・エネルギー産業展」、韓国繊維産業連合会が米国・ニューヨークで開いた「プレビュー・イン・ニューヨーク」の行事3件に3億~4億ウォンずつ支援したのがすべてだ。その上、ことしはこれらの行事には1銭の予算も支援しない。「成果が低いため」というのが政府説明だ。