中国も止められない金正恩の「核マイウェイ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.16 08:44
イラン核交渉が妥結した直後の14日(現地時間)、米国務省東アジア太平洋局のアブラモウィッツ報道官は北朝鮮核政策を尋ねる中央日報の質問に対し、「対北朝鮮政策は変わっていない」という返答を送ってきた。アブラモウィッツ報道官は「我々は言葉でなく行動を見て判断する」とし「非核化が最優先順位」と強調した。国務省のこうした返答は、2年前の2013年6月16日にデニス・マクドノー大統領秘書室長が述べた「(対北朝鮮政策は)核の開発や拡散に対する北朝鮮の義務履行に基づいて行われるべきだ。米国は北朝鮮の言葉ではなく行動を見て判断する」という返答と驚くほど似ている。イラン核交渉の妥結で核の脅威を与える国は北朝鮮だけが残った。しかし米国の反応に見られるように北朝鮮問題では全く進展がない。むしろさらに悪化する状況だ。代表的なのが朝中関係だ。
政府当局者は15日、「3月に平壌(ピョンヤン)に赴任した李進軍中国大使がまだ金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に会っていないと聞いている」とし「張成沢(チャン・ソンテク)処刑(2013年12月)以降、北と中国の対話通路がふさがり、北の内部事情を中国も把握していない」と述べた。金正恩が第1書記に就任した後に会った外部の人物は、元米プロバスケット協会(NBA)バスケット選手のデニス・ロッドマンほどだ。