【中央時評】THAAD配備先送り、望ましいのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.15 10:51
THAAD配備を先送りして米中の争いの中で問題そのものを無くせるのではないかという期待はやめた方が良いだろう。少なくとも今まではそのような見込みはない。むしろ北核問題をめぐり、トランプ大統領と習近平主席の協力が目立ち、THAADはそれとは別に韓国が解決すべき問題になってしまった。もちろん米中間で今後起きる対立の可能性を排除できないが、その時期までTHAAD配備の決定を先送りするなら、韓米同盟の亀裂からもたらされる危機がより大きくなる可能性がある。
THAAD配備を先送りすることで韓国が得られる利益は中国の北朝鮮に対する制裁インセンティブを維持させる程度だ。しかし、国連制裁の色合いの変化のためにその利益は大きくない。北朝鮮による4回目の核実験以降採択された国連安保理の2270号制裁は、北朝鮮の無煙炭輸出の中で民生用は例外と認めた。その結果、民生用であるかどうかを決めるうえで中国政府の主観的判断が介入する余地が大きかった。しかし、昨年11月に採択された2321号制裁は無煙炭輸出量と金額の上限を設けた客観的制裁で、中国政府の主観性が介入する余地が小さい。すなわち、THAAD配備の時期により、中国の北朝鮮に対する制裁の推移が変わる可能性は小さい。