韓国製造業の国内供給、3年ぶりに最低…輸入シェアは過去最大

韓国製造業の国内供給、3年ぶりに最低…輸入シェアは過去最大

2019年05月09日17時17分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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今年1-3月期における製造業の国内供給指数が昨年同期に比べて4.1%減少した。
  今年1-3月期における製造業の国内供給指数が昨年同期に比べて4.1%減少した。過去2番目だ。

  景気低迷に投資が減り、製造業の景気が悪化しているという信号だ。すでに昨年全体では国内製造業の供給指数が統計集計以来初めて前年より0.1%減少したことがある。

  統計庁が9日公開した「製造業の国内供給動向」によると、今年1-3月期における製造業の国内供給指数は98.7(2015年=100)で前年同期より4.1%減った。これは関連統計の集計が始まった2010年以降昨年第3四半期(-5.4%)に続き、2番目に製造業の国内供給量が前年に比べて大きく減少したものだ。指数に限れば2016年1-3月期(97.0)以降3年ぶりに最低だ。具体的に国産供給が96.3に3.9%減少し、輸入供給も106.4に4.3%減少し、世界金融危機の時である2010年以降最大幅に減った。

  製造業の国内供給指数は国内で生産したり外国から輸入して国内に供給されたりした製造業製品の価額(実質)を示す数値で製造業の全体動向を見せる指標だ。国内工場で生産・出荷された製品の価格と関税庁が集計する製造業製品の輸入額を基準に計算する。この数値が減ったというのは1-3月期の製造業の景気がそれだけ後退したとのことを意味する。

  財貨別に見ると、ウェハーの加工装備など半導体設備が含まれた資本財で23.3%減少した。資本財は今後、生産の増加が予測できる財貨だ。携帯電話などが含まれて民間消費を推定できる消費財は0.8%を減った。その影響で最終材(資本財+消費財)の増減率は-10.2%となった。

  ただし、生産に必要な原材料などを言う「中間材」の供給は韓国製(0.2%)と輸入(0.5%)がいずれも増えて0.2%増加した。業種別では機械装備が20.2%減った。機械装備は半導体・ディスプレイなど主力産業の製造ラインに主に入るが、半導体の景気低迷から影響を受けたと分析される。その他運送装備(-43.5%)、電気装備(-6.7%)は減少し、1次金属だけが1.9%増えた。

  統計庁関係者は「半導体・ディスプレイなど設備投資が昨年1-3月期まで大規模に行われたことに伴った基底効果が作用した」として「全体の内需市場が萎縮した影響もある」と話した。

  1-3月期の輸入製のシェアは26.3%で、前年同期より0.1%ポイント上がった。2010年統計作成以来最大だ。韓国製品の競争力が落ちながら輸入製品が韓国市場を徐々に蚕食しているもようだ。特に、電子製品の輸入製シェアが54.1%へと前年より3.1%ポイントも増えた。韓国企業が人件費の安い中国・東南アジアに工場を移転することで「逆輸入」の物量が増えたと分析される。

  問題は、このような韓国製造業の不振がこれからも続く可能性があると懸念されるということだ。製造業の供給が増えるためには投入、すなわち企業の設備投資が増加する必要があるが、企業らは対内外の不確実性のために投資に出られずにいる。景気低迷にともなう需要不振で新規受注と生産も萎縮している状況だ。
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