中国、駐中韓国大使を呼んで抗議…環球時報「THAAD、北核のような悪性腫瘍」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.08 07:48
韓国国内の高高度防衛ミサイル(THAAD)追加配備に対し、中国政府が強く反発している。韓国政府がTHAAD追加配備を決めた6日、中国外務省は金章洙(キム・ジャンス)駐中大使を呼んで抗議した。こうした事実は、耿爽報道官が7日の定例記者会見で確認した。
耿爽報道官は「韓米両国は中国など域内国家の安全と憂慮を重視し(THAAD)配備過程を直ちに中断して関連装備を撤去すべきだ」と強調した。そして「すでに韓国側に(THAAD追加配備を)厳重に抗議した」と述べた。金大使がTHAADに関連して中国外務省に呼ばれたのは昨年2月以降5回目。政府がTHAAD配備を決めた昨年7月初めには2日連続で呼ばれた。
中国メディアの非難もさらに強まった。強硬論調の環球時報は社説で「韓国のTHAAD配備は自らの安全のために他人の安全を全く考慮しない行為」とし「THAADは北朝鮮の核のように地域の安定を害する『悪性腫瘍』になるだろう」と非難した。また「THAADを配備する韓国は核・ミサイルを開発する北朝鮮と変わらない」とし「韓国が北朝鮮のように極端に変わっている」とも主張した。