【コラム】証券市場のそばで火にあたる韓国人(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.18 15:19
サムスン電子は、“半導体スーパーサイクル”に突入してメモリー半導体の絶対権力を獲得した。昨年、ギャラクシーノート7の生産停止問題にもかかわらず、今年の営業利益を40兆ウォンと予想している。株価は昨年前期に比べて「ダブル」近くに上がって210万ウォンを上回っている。だが、自社株を除いた流通物量は外国人によって左右されている。たまたま売り物が出ても外国人の間で買われているだけだ。
韓国証券市場をこのように作った怪物は、官治金融と政治遊びだ。官治金融は、銀行・証券会社・投信会社を例外なく規制の枠組みの中に閉じ込めておいた。その背景は60年代の産業化時代にある。重厚壮大型製造業を中心に産業を育成していた国家権力は、限られた資源を配分するほかはなかったし、銀行と証券などがそのルーツになった。