韓国造船大手3社、先月の受注ゼロ
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.05.01 11:36
韓国の造船業界の受注が急速に減っている。
業界が先月30日に明らかにしたところによると、造船業界ビッグスリーに挙げられる現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋は先月に一隻の船も受注できなかった。造船3社が1カ月間に新規受注がまったくなかったのは初めてだ。今年に入り3月までの新規受注量も5隻にとどまった。2000年代以降四半期ごとに100隻程度の新規受注があったのと比較すると20分の1水準だ。懸念されていた「受注の崖」が現実に現れた格好だ。
現在造船3社は平均で1年6カ月分の手持ち工事量を確保している。だが受注の崖が続くなら今年年末ごろから船舶を建造するドックの半分が空くことになる。造船3社の直接雇用人数は5万2000人、協力業者と機資材業者従事者は20万人に達する。