【コラム】朴槿恵ドクトリン(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.18 11:17
今の状況は韓国の無気力を表わしている。核は国際問題だ。同時に私たちの運命がかかっている。だが過去の韓国政府は従属変数と自任した。それは主人意識の放棄だ。韓国は6カ国協議に寄り添った。中国にぶらさがった。平壌に圧力を加えてほしいと依頼した。韓国は米国に依存した。時にはオバマ政権の「戦略的忍耐」を恨む。主人意識の欠乏は毒素を吐く。北核問題に不感症が広がった。社会の一部は、川の向こう側の火事見物だ。観戦者心理がはびこる。強大国はそのような卑怯な形態をあざ笑う。
朴大統領の開城(ケソン)工業団地の稼働中断は先制的だ。それは対北朝鮮政策の独自性を表わす。独自性は北核問題の主導的解決の意志を含んでいる。北核が韓国の問題として固まったのだ。2・16宣言は観戦者の形態を退出させる。その主人意識と闘志の復活が演説の核心だ。