韓国政府、情報無断収集グーグルに課徴金２億ウォン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.29 14:48
韓国放送通信委員会が、個人情報を無断で収集したグーグルに対して２億１２３０万ウォン（約２０５０万円）の課徴金の納付命令を出した。２８日放送通信委員会によればグーグルは２００９年、街中の映像などを見せる「ストリートビュー」サービスを準備する中でソウル・釜山（プサン）・京畿（キョンギ）一帯で３Ｄ写真を撮影した。グーグルはこの過程で、無線ＬＡＮを通じて個人がやりとりした６０万４０００件の個人情報をひそかに収集して保存していた。インターネットアドレス（ＩＰ）や電子メールアドレスもあるが住民登録番号（３２件）やクレジットカード番号（２件）まで含まれていた。
放送通信委員会はグーグルが「情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律」に違反したと判断して、基準課徴金１億９３００万ウォンに１０％を加えた２億１２３０万ウォンを賦課した。また収集したすべての個人情報を削除し、是正命令を受けた事実をホームページに公表するようにした。これに対してグーグル側は「該当データを収集する意図はなかった」として「閲覧したり使ったりしたこともない」と釈明した。