<チャイナインサイト>インターネット管理の手綱引き締める中国…韓流事業は安全なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.06 16:21
先月、中国の公安が中国版ツイッターの微博(ウェイボー)に「ソン・ジュンギ恋わずらい」注意警報を出した。ドラマ『太陽の末裔』の男性主人公の人気があまりにも高くて夫婦げんかなどの副作用が憂慮されるという親切な(?)説明と一緒だ。公安でおかしなことを言っていると思うが、笑って見過ごすことではない。インターネット空間に入って世論を管理しようとする中国当局の意図が露骨にうかがえるからだ。中国市場への進出を計画する韓国の企業としては鋭意注視すべき部分だ。
先日、中国駐在の米国・ドイツ・カナダ・日本など西側4カ国の大使が連名で中国の反テロ3法に深い憂慮を示す書簡を中国政府に送った。大使が団体行動をとるのは異例だ。何が問題だったのだろうか。反テロ法などに「中国で活動するすべてのIT企業は、データ接続と暗号解読情報を中国公安に提供しなければならない」と規定したためだ。企業の知識財産権が侵害されユーザーのプライバシーが流出する可能性を憂慮したのだ。しかし大使の抗議が効果をみるようなことはない。中国当局が退く兆しがないためだ。