ラッパーVSパンソリ歌い手…ヒップホップと国楽の「異種格闘技」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.16 13:12
準々決勝には歌い手4人とラッパー4人が進出した。詩題は「SNS」。対戦表によってラッパーとラッパーがあたったり、歌い手同士が正面対決したりした。歌い手3人、ラッパーはただ1人だけ準決勝に残った。観客の大部分がパンソリよりもヒップホップになじんでいる20代だが、声そのものに興が乗った歌い手に、さらに熱狂したのだ。
準決勝を経て、歌い手イ・スンミン氏とラッパーのハン・ジョンホ氏が決勝に進出した。満20歳の歌い手と満19歳のラッパーは、自由テーマで火花を散らせた。優勝は、歌い手のイ・スンミン氏が手にした。イ氏は「パンソリを知ってもらいたくて、若者たちがたくさん来てくれる舞台に参加することになった。普段からも国楽の大衆化のための活動をたくさん行っていきたい」と話した。準優勝となったラッパーのハン・ジョンホ氏は「歌い手が出していたハスキーな高音の声が、観客に魅力的にアプローチしたようだ」と評価して「国楽とヒップホップのクロスオーバーの名盤を作るのが夢だが、その糸口を見つけられる良い経験だった」と語った。