中央日報とダウムソフトが７年６カ月間、ツイッター・ブログに登録されたビッグデータ７０億件を分析した結果、韓国人の心を最も揺さぶった国は日本だった。感性に関連して日本に言及したコメントは４２８万１９６９件で最も多かった。次いで米国（４２７万７８２６件）、中国（２１９万８６０９件）、フランス（１２２万６１６０件）の順だった。

日本に対する韓国人の心は肯定・否定的な感情が複雑に絡んでいることが分かった。日本は「悲しみ」「喜び」「怒り」「羞恥心」などの感情で最も多く言及された。うち「悲しみ」（２０．８％）が最も多く、「羞恥心」（７．５％）も調査対象国のうち最も高い比率だった。

２０１１年３月の東日本大震災当時は「悲しみ」が、２０１２年８月ロンドンオリンピック（五輪）サッカー韓日戦では「喜び」が目立ち、言及量も大きく増えた。「羞恥心」の場合、慰安婦被害者問題などを解決できないことに対する恥ずかしい心が反映されたと分析される。建国大のユン・テリョン教授（政治外交学）は「地理的に近いため、肯定・否定的な感情が複合的に表れるしかない」とし「日帝強占期間のつらい歴史を経験したことで、羞恥心と怒りを大きく感じるのも当然だ」と述べた。

長期間の友邦である米国に対する心も「恐怖」「愛」などが混ざっていた。韓国人が「望み」と「愛」の感情を最も多く表した国が米国だった。「望み」は１０２万１３９８件、「愛」は５２万７５０９件だった。「恐怖」に関連して最も多く言及された国も米国（５１万５２５０件）だった。梨花女子大のキム・ウンミ国際大学院長は「韓国人は米国を血盟と考えて親しみを抱くが、同時に米国が持つ力に対する恐れも持っている」と分析した。

中国は感性関連語の言及量が最も大きく増えた国だった。関連コメントが２００８年１月の４万９２２４件から３月には９万３５６件に増え、全体言及量も調査対象国のうち３番目に多かった。漢陽大のムン・フンホェ大学院長は「中国人観光客や留学生が大きく増え、市民が中国の急浮上と韓中交流の増加を実感している」と述べた。

一方、北朝鮮関連コメントは６１万６３４１件と、ドイツ（９７万１１６７件）より言及量が少なかった。専門家は「北とは直接的な接触が少ないうえ、北との関係進展に否定的な国民も増えているとみられる」と診断した。