底をさまよう韓国陸上…「切迫感持ってこそ競争力生まれる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.12 14:01
「2000年代中盤から韓国陸上は酷寒期を過ごしている。今が底だ。終わりがいつなのか、まだ分からない」。
韓国の陸上が10年近く底から抜け出せないと、韓国陸上競技連盟のオ・ドンジン会長(65)は淡々と話した。連盟会長職に就いて5年目の彼にとっては自責の念でもある。彼は話を続けた。「慣行と敗北意識のためだ。良い記録で世界舞台で競争するという考えがなかった。現実を冷遇したまま、記録よりも全国体育大会や都民体育大会のような国内大会の順位にだけこだわってきた」。
2009年に陸上連盟会長に就任するまで、彼はずっとサムスンマンとして生きてきた。新入社員から社長まで出世した成功セールスマンだった。陸上とは関係のない生活を送っていた。そんな彼が就任してさほども経たないうちに陸上界には前例のない構造調整の暴風が押し寄せた。100人だった国家代表を4分の1である25人に減らしたのが大きな波紋となった。