残忍な日本軍の手先、巡業劇団のヒロインに命賭ける
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.23 13:49
演劇『アリラン・ラプソディー』は、ある意味分かりやすい。日帝強制占領期間の巡業劇団の話だ。日本の巡査は、彼らがひょっとして独立軍の手先ではないかと怪しんで取り締まるのに忙しい。一方、村の住民たちはそうでなくてもすさんだ世の中に、顔に化粧をして芸人のまねごとをするのがまったく気に入らない。
その上、劇団メンバーの1人であるヒジュンは演技と現実を区別できず、ともすれば“ハムレット”のセリフを吐いて周辺を耐えがたくさせている。どうだろうか、こうなると「いくら過酷でも、芸術は理念を飛び越えて人間の根源的な魂を慰める」ような、気取った話を扱っていると考えられないだろうか。