日産初の韓国人CEO「革新的未来カーのイメージを焼き付けたい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.18 14:12
韓国日産のホ・ソンジュン社長(43)は4月9日に閉幕した「2017ソウルモーターショー」で「インテリジェント・モビリティ」を展示テーマに据えた。インテリジェント・モビリティは「ゼロ・エミッション(排気ガスがない)」・「ゼロ・フェイタリティ(事故による死傷者をなくす)」の実現に向けた日産の新しいビジョンだ。ホ社長はガソリンエンジンでモーターを駆動してモーターだけで走行する「グリップス(GRIPZ)」のコンセプトモデル、100%電気自動車「リーフ(LEAF)」、自動運転ロボット自動車「エポロ(EPORO)」等を集中的に披露した。
「インテリジェント・モビリティは日産のDNAである挑戦と革新の結晶体」と話すホ社長も新たな挑戦に向けて始動した。韓国日産はもちろん、日産全体で初の韓国人最高経営責任者(CEO)としてだ。2月1日に就任したホ社長は「日産での12年間の勤務経験とブランドに対する理解が高く、韓国人ということで韓国市場に合った戦略を立てて消費者と疎通する人物として適任と判断してもらえたようだ」と本社の人事背景を説明した。
ホ社長は日産の挑戦的・革新的イメージから消費者の脳裏に焼き付けていく考えだ。ことし11月になれば日産が韓国に進出してから満9年を迎えるが、韓国における日産のアイデンティティがはっきりしないとの判断からだ。ソウルモーターショーで、今すぐ販売する車ではなく未来カーの技術で日産ブースを埋めたのもそのような理由からだ。