「証人採択・機関報告…セウォル号遺族が詰め寄って初めて聞き入れた」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.22 14:08
「裏切りの連続だった。政治的争いばかりで遺族のことは眼中にもなかった。」
セウォル号遺族対策委のキム・ビョングォン委員長(50)は遺族が与野党のセウォル号特別法再合意案を拒否した理由は「政界の形態に不信が高まったため」と話した。21日、ソウル・光化門(クァンファムン)広場の遺族集会テントで中央日報記者と会った場においてのことだ。
不信が積もったきっかけはセウォル号国政調査特別委の活動だった。キム委員長は「政治家は何もしなかった。証人採択だろうと(海洋水産部・海洋警察庁などの)機関報告であろうと遺族が詰め寄って初めて、ようやく無理強いされたかのように聞き入れる形だった」と話した。キム委員長は「そのような形の特別委活動が続いて不信と怒りが積もった」と付け加えた。「国調特別委に政治家が真心を持って臨んだならば(セウォル号特別法)再合意案でなく、それよりよくなかった1次合意案を持ってしても対話が可能だっただろう」とも話した。