【社説】北朝鮮、核実験の前に韓米中の警告を深く考えるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.30 13:53
イランへ向かう朴槿恵(パク・クネ)大統領の足取りが重いようだ。西側の経済制裁が解除されたことで新興市場に急浮上したイランをきっかけに「第2の中東ブーム」を起こすという目的で行くが、訪問期間中(5月1-3日)に北朝鮮が5回目の核実験を断行する可能性があるからだ。
北朝鮮は36年ぶりとなる労働党大会を5月6日から開催し、金正恩(キム・ジョンウン)体制の安着を対内外に宣言する予定だ。これを記念する「祝砲」として核実験を強行する可能性が高い。すでにすべての準備を終え、タイミングの選択だけを残しているというのが軍情報当局の分析だ。中距離弾道ミサイル「ムスダン」発射実験の相次ぐ失敗を受け、挽回する目的で時期を操り上げるという見方も出ている。北朝鮮の5回目の核実験が秒読み段階に入った雰囲気だ。