【社説】再任する李柱烈韓銀総裁が解決すべき課題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.03 14:05
李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行(韓銀)総裁の再任が決まった。過去にも金裕沢(キム・ユテク)、金星煥(外交キム・ソンファン)元総裁が再任したが、韓銀総裁が金融通貨委員会議長を務めた1998年以降の再任は今回が初めてだ。李総裁の再任には韓中通貨スワップなど主要国との通貨スワップ締結成果とともに、企画財政部との円滑な政策疎通も影響したという評価が出ている。最近、日本銀行(日銀)の黒田東彦総裁が再任し、米連邦準備制度理事会(FRB)議長もジャネット・イエレン前議長を除いてほとんどが再任している。
通貨政策を率いる韓銀総裁はそれなりに独立性を維持した。1998年に金大中(キム・デジュン)政権が任命した全哲煥(チョン・チョルファン)元総裁以降20年間、総裁の4年任期は徹底的に保障された。政権が進歩から保守に、また保守から進歩に交代しても、総裁は任期を最後まで終えた。しかし政権の陣営論理を越える独立性まで保障したのではなかった。今回の再任はそのような意味で新しい地平を開いた。