【社説】対北特使、まずは金正恩氏の非核化意志確認から=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.03 13:17
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が1日、トランプ米大統領との電話会談で対北朝鮮特使を派遣すると通知した後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は2日、記者らに「対北特使の派遣時期は今月20日を過ぎないだろう」と述べた。対北朝鮮特使には現在のところ徐薫(ソ・フン)国家情報院長、任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官らが挙がっている。
対北朝鮮特使の派遣には南北関係と韓米関係に両面性がある。平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)をきっかけに形成された対話局面を持続させるという側面で、対北朝鮮特使の派遣は南北関係にはプラスだ。しかし南北関係の進行ペースについていっていない韓米関係において、対北朝鮮特使の派遣は両国間の隔たりを浮き彫りにするという懸念もある。1日の韓米首脳間の電話会談後、青瓦台とホワイトハウスの発表を見るとそれが明確だ。