【コラム】「韓国死ね!」という叫び
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.12 10:55
オーダーメード型保育を控え今回も保育園休園事態が再演された。彼らの集団行動は数えることができないほどだ。1年の保育に10兆ウォン以上使うのに幸せな人は別にいないように見える。共稼ぎの親は「保育所では依然として午後5時に子どもを迎えに来いという」と訴える。保育所は経営悪化を、保育士は劣悪な処遇を掲げる。日本では保育所が不足し、ある父兄が「日本死ね!」と絶叫した。韓国は施設があふれているのに「韓国死ね!」と騒いでいるようだ。
先月中旬までもオーダーメード型保育は順調なようだった。だが「共に民主党」と国民の党が反対し始めるとぎくしゃくし始めた。しまいには2歳児のオーダーメードクラスの保育料が終日班より3000ウォン少ないだけになってしまった。形だけのオーダーメード型に転落した。スウェーデンやフィンランド、日本、シンガポールなどに出張に行っても専業主婦と共稼ぎ夫婦に無差別に保育料を支援するのを見たことがない。もちろんこうした国は青少年期まで児童手当てを支給する差があるだろう。その点を考慮するとしても無差別支援は明らかに違う。
0~2歳児の無償保育は2011年最後の日に突然国会予算決算小委員会が決めた。担当常任委員会である保健福祉委員会でも議論しなかった。無償保育をすれば家庭養育がおろそかになり、保育所の質が追いつかず、専業主婦の子どもの仮需要ができるのは明らかだった。4歳、3歳が先という常識も崩れた。その直後に「保育所事業」に猫も杓子も参入した。民間施設が90%を占める奇妙な形態になってしまった。そして彼らが政策変更のために経営圧迫を受けると集団行動に乗り出しても単に集団利己主義と責めるのは難しくなった。高齢者療養施設と同じ局面だ。