<ロッテ経営権紛争>手書き解任書が公開された日、辛東彬会長がL投資会社の代表取締役に登載(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.07 13:47
昨年末までは辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテホールディングス副会長(61)が辛東彬会長に比べ、L投資会社の経営権確保でリードしていたとみられる。辛東主前副会長はL投資会社10カ所のうち8カ所に取締役として名を連ねている。辛東彬会長(4カ所)の倍だ。特にL4・L5などには父の辛格浩総括会長もなく一人だけ取締役兼代表として名前を載せている。L4はホテルロッテの2大株主(15.63%)だ。しかし辛東主前副会長が日本国内の主要職務からすべて解任され、佃社長がこれら会社の代表を引き継ぎ、この席を辛東彬会長に譲った。
辛東主前副会長は先月31日、他人が手書きで本文を書き、父の辛格浩会長が署名して印を押したという文書を公開した。辛東主前副会長を韓国ロッテ会長に任命し、辛東彬会長を解任するという内容だ。これに対し辛東彬会長は「法的な効力がない書類」と主張した。該当文書が公開された日、辛東彬会長はL投資会社の法的代表になった。