資本主義に染まる危険にも…ドル稼ぎに8万人送り出す北朝鮮(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.10 14:04
北朝鮮が海外労働者派遣に力を注いでいる。ドル箱としての可能性に視線を向けて派遣規模を増やし、進出分野も拡大している。核開発と長距離ミサイル挑発に対する国際社会の対北朝鮮制裁、韓国の5.24対北制裁措置などで資金が不足しているという分析だ。
先週取材のため訪問したロシアのウラジオストクで、生きた現場の雰囲気に接することができた。この地域には約3万人の北朝鮮労働者が働いているというのが、現地関係者の説明だ。約2万人が伐木など林業分野で仕事をして、残りは建設現場にいるという。数が増えたため、朝露国境都市ハッサンを経て陸路で行き来していたのが、最近は航空便に変わったという。平壌(ピョンヤン)-ウラジオストク間に高麗航空機が週2回運航するが、乗客の大半は北朝鮮の労働者だ。ドル稼ぎで少なからず収入が発生し、航空便まで動員したのだ。