<五輪バレー>日本泣かせたキム・ヨンギョン「私にとって五輪は戦争」(2)
ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2016.08.08 17:10
キム・ヨンギョンは誰よりも勝負欲が強い選手でもある。4日に腰の痛みを訴えてイタリアとの評価試合を欠場した彼女は、日本戦ではあちこち飛び回った。相手が日本なのでなおさらだった。韓国が得点に成功すれば最も大きく歓呼し、失点する時は集中力を失わないよう後輩を促した。世界最高の選手だがキム・ヨンギョンはマラカナンジーニョで最も飢えた選手だった。キム・ヨンギョンは「日本戦の準備を本当にたくさんしてきた。ロンドン五輪での敗北を雪辱しなければいけないと思っていたが本当にそうなって気分が良い」として「韓国の選手たちに『緊張したら仲間の顔を見なさい』と話した」と語っていた。代表チーム主将であるキム・ヨンギョンが最も懸命に走り回ると韓国代表チームの戦力がどんどん強くなった感じだった。
「バレーボールの女帝」は「欲の女帝」だ。中学校の時まで背が低かった彼女はセッターポジションで堅実に基本技を磨いた。高校時代に身長がすくすく伸びると2005年の興国生命への入団後も成長を止めなかった。世界トップレベルの体格と実力を備えてもキム・ヨンギョンは満足しなかった。相手が飛ばす狙い打ちに備えて守備を強化し、多様な攻撃法を開発した。2007年にはネットをつかんで判定に抗議して退場させられたこともある。それだけ彼女はコートの中では誰よりも貪欲な人だ。