独島領有権守った漁夫・安龍福が小説に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.19 18:11
1990年代初期は出版黄金期だった。毎年100万部以上売れるミリオンセラーが次々と誕生した。小説家ファン・インギョン氏(59)はその真ん中にあった。92年に出版された5冊の長編小説『牧民心書』は90年代末まで200万部以上が売れた。イ・ウンソンの『小説 東医宝鑑』、イ・ジェウンの『小説 土亭秘訣(トジョンピギョル)』と共に「歴史小説トロイカ」と呼ばれて市場を盛り上げた。
そのようなファン氏が最近新たな歴史小説を世に送り出した。時は17世紀、朝鮮王「粛宗」の時代、日本の幕府から独島(ドクト、日本名・竹島)が朝鮮の地であることを認めた書契(外交文書)を受け取った漁夫・安龍福(アン・ヨンポク)を扱った長編『独島』(原題)だ。