【コラム】‘裏切り者’韓国、台湾を見直すべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.05 17:48
ところが、この‘裏切り者’の頭に台湾はない。 ひたすら中国だけだ。 政治家は中国に嫌われるのではないかと心配して、台湾に足を向けない。 中国共産党も台湾執権党と手を取り合い、未来について議論する状況だ。 企業の総師は大陸を出入りして経営会議を主宰しながらも、台湾からはずっと遠ざかっている。 両岸自由貿易協定のECFAで台湾の戦略的価値が高まっているにもかかわらずだ。
台湾は中国・米国・日本に続く韓国の4大貿易パートナーだ(統計上では香港とシンガポールが上回るが、この地域の輸出の大半は中継ぎ貿易)。 昨年の貿易量は約285億ドルで、韓国が12億ドルの黒字だった。 韓国が台湾に非メモリー半導体を売り、メモリー半導体を買う形だ。 均衡と補完の完壁な貿易形態であり、一国両制政策がもたらした機会だ。 にもかかわらず政治家と企業の総師は中国ばかり見つめている。 台湾人はこれを「浅はかな資本論理」という。