鄭奎載（チョン・ギュジェ）韓国経済主筆が２５日に行った朴槿恵（パク・クネ）大統領に対するインタビューを、日本の放送も関心を見せて集中的に扱った。ユーチューブには「朴槿恵（パク・クネ）・鄭奎載インタビューおよび『汚い眠り』風刺画の日本の反応放送」と題した映像が載せられ、ネットユーザーの目を引いた。

この映像は日本の放送を主に掲載するユーチューブチャネル「日本反応チャンネル復帰」が掲載したものだ。これによると、日本のある放送番組は朴大統領と鄭奎載主筆のインタビューが公開された翌日の２６日、「朴大統領がついにメディアのインタビューに応じた」と伝え、内容を分析した。

この映像は「朴大統領はベージュ色のジャケットを着て、落ち着いた表情をしている」とし「２５日に韓国のインターネット放送でインタビュー映像が放送された」と伝えた。続いて「５９分３３秒にわたる異例のインタビュー」と紹介した。

放送では朴大統領の容貌の変化にも注目した。朴大統領のインタビューを簡略に紹介する映像で、放送側は「（朴大統領は）２カ月前のやつれた様子とは打って変わって肌には張りがあり、生気がみなぎっている表情だった」と説明した。

朴大統領のインタビュー要約映像を見た出演者は対話しながらインタビューのいくつかの点を指摘した。進行を務めていた女性は「突然インタビューに応じ、映像がインターネットで放送されて驚いた」と話すと、男性出演者は「聞いてる方が突っ込んで聞いているわけでもなく、自分の印象を良くするためにやってる、本当に正月の新春対談番組のような感じだ」と評価した。

別の出演者は、「晩は主に何をするのか、テレビドラマを見ているか」という質問内容に関し「こういう質問は作為的だった。意味の分からない質問が多かった」と話した。続いて「韓国は今、中国とも日本とも関係が良くないが、それは朴大統領がまいた種による部分が多い」とし「それに対する見解については一言もなく、韓国政治の現状を腹立たしく思うのは分かるが、自分もその一部だということについていかなる意見も述べなかったことに驚いた」と述べた。

一方、朴大統領のインタビューは鄭奎載主筆の質問に大統領が即答する形で約１時間（編集分量基準）続いた。朴大統領はインタビューで自分の疑惑はすべて否認した。「チョン・ユンフェ氏との密会説」「覚せい剤説」などの噂にはあきれるというような笑いを見せた。

この日のインタビューで朴大統領は「国民がこのような渦中にも支持、応援してくれていて、大変ではあるが元気が出てくる」という旧正月のあいさつを残した。