<五輪バレー>日本泣かせたキム・ヨンギョン「私にとって五輪は戦争」(1)
ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2016.08.08 17:10
女子バレーボール代表チームのキム・ヨンギョン(28)は、まるで格闘技種目に登場するファイターのようだった。ネットがなかったら相手陣営に乗りこんで戦いも拒まないように見えた。この日だけは「バレーボールの女帝」というよりは「女戦士」に近かった。
女子バレーボール世界ランキング9位の韓国代表チームは6日、ブラジルのリオのマラカナンジーニョで行われたオリンピックAグループ1次リーグ初戦で日本(世界5位)にセットスコア3-1(19-25、25-15、25-17、25-21)で逆転勝ちをした。2012年のロンドン五輪の銅メダル決定戦で完敗した借金を返す、すがすがしい勝利だった。日本のメディアは「キム・ヨンギョンに苦しめられた」(スポーツ報知)、「韓国のエース キム・ヨンギョンの勢いを止められなかったのが敗因」(産経スポーツ)などと報道した。
第1セットで日本の変則攻撃に苦戦した韓国は、第2セットにキム・ヨンギョンの得点力が生き返って25-15で勝利した。彼女の攻撃もすごかったが得点を上げるたびに野獣がほえ叫ぶようなセレモニーが一品だった。スパイクがはずれるとすぐに後ろを向いて1人でうつ憤を晴らすシーンもカメラにとらえられた。